近年、あらゆる場所で見かけるようになったデジタルサイネージですが、その取り付け方は大きく自立スタンド・壁掛け・吊り下げの3パターンがあります。利用シーンによって適した方法は異なるので、デジタルサイネージの導入を検討する際は取り付け方も考えておくことが大切です。自立スタンドは、デジタルサイネージの取り付け方で最も普及している取り付け方です。自立スタンドは、設置場所を確保しなければなりませんが、設置場所を自由に変えられるとともに特別な工事が不要なので導入コストを抑えることができます。
種類も豊富で、移動が容易な軽量かつ薄型のものもあるため、様々なシーンで利用されていますが、特に飲食店や小売店などで使われることが多いです。壁掛けは、既存の壁や柱を利用するため空間を有効活用できます。面積が大きい壁や柱を使えば、大人数に同時に訴求できるというメリットもありますが、壁や柱を削り取る工事が必要になるため、導入コストは高くなる傾向があります。壁掛けは、スタイリッシュな印象を与えることもできるので、アパレルショップや社内サイネージとして活用されることが多いです。
天井からの吊り下げは、設置場所の確保が不要なのでスペースが限られる場所でも導入しやすいというメリットがあります。視認性の高さもメリットのひとつで、遠くからでも視線が遮られることが少ないので、高い訴求効果が期待できます。一方で、壁掛け同様に設置工事が必要になるので導入コストが高くなるというデメリットがあります。加えて、天井の強度が十分でないと設置できないため事前の確認が必要です。