使い方に合わせて選べるデジタルサイネージ

ショッピングモールや駅、空港などで情報を表示するディスプレイを見たことがある人も多いかもしれません。お得なセール情報、電車の路線図や遅延についてのニュース、次に発着する便の最新情報などを表示するディスプレイの多くはデジタルサイネージと呼ばれる電子看板です。デジタルサイネージは従来から使用されてきた紙媒体にかわり、様々な情報を利用者に提供することができます。デジタルサイネージはおおまかにスタンドアロン型とネットワーク配信型の2種類に分かれており、どちらもメリットがあります。

スタンドアロン型はネットワークに接続することなく、単独で機能するシステムです。映像などのコンテンツはUSBメモリーなどに記録し、それをデジタルサイネージに挿し込んで端末に読み込ませます。手軽に使い始めることができるため、小規模な店舗で1台だけ設置したい、コンテンツの更新はそれほど頻繁ではないといった場合には使いやすいタイプでしょう。一方ネットワーク配信型にはオンプレミスやクラウドなどのタイプが含まれ、ネットワークを介してデジタルサイネージにコンテンツの配信を行います。

動画や静止画、音楽などのコンテンツはいったんサーバーにアップロードされ、そこから改めて各端末への配信を行うのが特徴です。遠く離れた管理部署から店舗にコンテンツ配信を行ったり、複数の店に設置した端末を一括コントロールしたい時に活用することができるでしょう。